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ゲームの世界1

 

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脳科学研究の発展に伴い、将来は電子麻薬の発明があり得ると考えられます。

電子麻薬とは、脳に電極を埋め込み、電極のスイッチを押すことで、自分が望む感覚を得られるものです。

例えば、ビールを飲みたいと言えば、水を飲んでいるにもかかわらず、まるでビールを飲んでいるような感覚を得られるでしょう。  

 

人類の文明は、人々の欲求を基に築かれています。

 

複雑な社会システムにより、人々は協力しながら欲求を満足させる必要があります。しかし、もし電子麻薬により、欲しいものが手に入るのであれば、誰も努力する必要がなくなり、他人との協力も不要になるかもしれません。

 

 人々は薬物に依存してしまうような状態に陥り、毎日スイッチを押すだけの生活になってしまい、人類の文明は地球温暖化や石油枯渇といった問題ではなく、この電子麻薬によって崩壊する可能性があります。

 

 

周囲を見渡せば、実際にこの電子麻薬に近いものが既に存在します。それがゲームです。  

 

アメリカでは1.85億人の人がゲームをプレイしています。その中には500万人以上が平均して1日6〜7時間をゲームに費やしています。日本も人口4,000万人以上がいると言われています。

 

 では、なぜ人々はゲームにハマるのでしょうか?  

 

人類の文明は基本的にアナログからデジタルへと移行しています。

 

狩猟の時代には毎日多くの時間が食料探しに費やされていました。農業革命以降、食料の問題は緩和され、工業革命以降、2%の農業人口が世界中の人々を養うようになりました。余った時間はテレビや映画、ゲームなどのデジタルの娯楽に多く使われています。  

 

しかし、人類の生活環境は変わったものの、人間の心理的なメカニズムは変わっていません。

例えば、人間は因果関係を求めます。これが人々がゲームを求める根本的な原因です。  (詳細は次回に)